まず、八王子市はどんな街か簡単に見ていきましょう。八王子市は、東京都の多摩地域南西部にあり、東京都で唯一の中核市に指定されています。人口は、約56万人、世帯数は約27万世帯となっています。東京都内でありながらのどかな雰囲気が漂う街で、自然の中でのんびり暮らしたい方にとってはオススメの街となっています。

八王子市は、中心となる八王子駅からJR中央線・京王線・JR横浜線・八高線の4路線が走っており、非常に都心へのアクセスに優れています。そのため新婚の夫婦やファミリー層が、新しい住居を考える際に検討されることが多い街でもあります。

八王子市は東京都の市部で面積が最大であり、前述したようにのどかな雰囲気が漂う街で自然が豊富です。八王子市西部には観光名所としても有名な高尾山があり、山も多いですが、実は川も多く流れています。北部には多摩川が流れており、西部の山からは小津川、醍醐川、北浅川、南浅川、湯殿川といった川が東部に向かって流れ、浅川に合流しています。このように多くの川が流れており、北部に流れている多摩川近隣の地域では雨の量が多い場合は川の水量が多くなってしまいます。そのため過去には氾濫がおきて水害が引き起こされたこともあります。こういったことから八王子市は少し水害が心配な地域でもあるのです。

せっかく八王子市で住むのであれば水害などの恐れが少ない場所が良いですよね。家族でこれから住むにあたって、家族全員が安心して過ごせる環境というのはとても重要なことです。そんなときに役立つのが八王子市が発表しているハザードマップです。ここからはハザードマップについて解説していきます。

「ハザードマップって言葉は聴いたことあるけど、どのようなものか知らない」という方も多いと思います。ハザードマップとは、水害などの災害が発生した時に危険と思われる箇所や災害が起こってしまった際の避難場所などを地図にまとめたものです。例えば、河川の氾濫や堤防の決壊といった水害時の被害を最小限にくい止めることを目的として作成されています。

ではなぜこのハザードマップが物件を購入する際に活用できるのでしょうか。ハザードマップには浸水予測区域が記載されているので、事前にハザードマップを確認することで水害などの被害が起きそうな地域をある程度予測することができます。そのため被害が少なそうな地域を確認しながら物件を選ぶことができ、物件を購入してからも安心した暮らしをすることができるのです。

八王子市も災害に備えたハザードマップを発表しています。八王子市が運営しているホームページから取得することが可能です。

https://www.city.hachioji.tokyo.jp/emergency/bousai/m12873/001/p005647.html （八王子市公式ホームページへのリンク）

このハザードマップを確認することで八王子市ではどの地域が水害の被害の恐れがあるかなどが確認できます。例えば前述した八王子市北部に流れている多摩川近隣の地域を例に挙げると、八王子市北東部にある「小宮駅」のエリアは多摩川の近くのため水害を受けてしまう恐れが高くなっています。全てのエリアが水害の恐れがあるという訳ではないですが、物件を購入する際はハザードマップを確認して、極力安心して過ごせるエリアを選んでいくと良いでしょう。

八王子市のハザードマップは水害に対応しているわけではなく、水害以外の災害にも対応しています。以下のような種類が備えられています。

土砂災害ハザードマップ

地震危険度ハザードマップ

併せて確認することでより正確な情報が入手でき、物件を購入する際に役立つと思います。ぜひチェックなさってみてください。

いかがでしたでしょうか。引っ越しをする際に「家族みんなで安心して過ごせるか」というのは大きな要因になります。八王子市に引っ越ししてから「こんな恐れがあったんだ…」と気づいたのでは安心して過ごすことができません。しっかりと事前にハザードマップを確認し、水害などの被害の恐れは少ないか、家族全員で安心して過ごすことができるかチェックをしておきましょう。

ハザードマップの発表もそうですが、八王子市は市として防災に注力しています。住人が住みやすいように様々な防災の取り組みを行ってくれているので安心して過ごせる街となっています。物件を購入して、家族みんなで安心して住むことができるオススメのエリアです。

「八王子市のマンションや一軒家など検討したいけど自分じゃわからない…」といった際は、世界一八王子に詳しい不動産屋の浅川不動産にご相談ください。