【冬は暖かく夏は涼しい家へ】断熱性能が高い住宅の魅力とポイント

query_builder 2024/11/29
空き家土地
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こんにちは!

浅川不動産のスタッフです。

11月も後半になり、寒い日が続くようになってきましたね。


「皆さんのお住まいはいかがでしょうか?

朝起きたとき、足元が冷えることが多いのではないでしょうか?」


11月22日から、二十四節気の「小雪(しょうせつ)」に入りました。


小雪とは、冬の訪れを静かに告げる時季のこと。各地から雪の便りが届き始め、富士山も雪化粧をまとい、美しい姿を見せてくれています。


寒くなってくると、暖かいお家で過ごしたくなりませんか?

お家が暖かければ、外出先からも早く帰りたくなりますよね。


そこで今回は、快適な暮らしに欠かせない「住宅の断熱性」についてお話しします。

断熱性能は、住まいの暖かさを保つだけでなく、長期的な資産価値を維持するうえでも非常に重要なポイントとされています。


一方で、初期投資や維持管理のコストが高くなることや、気密性が高い分、適切な換気が求められるといった課題もあります。

これらの特徴をしっかりと理解したうえで、自分たちにとって最適な住まいを計画することが大切です。


この記事では、断熱性能が高い家の特徴、そのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

八王子市は冬の朝晩が特に冷え込みやすく、暖房効率を上げる断熱性能が重要になります。


快適さと持続可能性を両立する住まいづくりのヒントを、ぜひチェックしてみてください!


断熱性について

断熱性とは


断熱と聞くと、「夏は涼しそうだけど、冬も寒そう」といったイメージを持つ方もいるかもしれません。

しかし、断熱には「熱を断つ」という意味があり、住宅では熱を伝わりにくくすることで、「夏は涼しく、冬は暖かい」快適な状態を実現します。


具体的には、夏は外からの熱が室内に入り込むのを防ぎ、冬は室内の暖かさを逃さず、冷気の侵入を抑える役割を果たします。

これにより、一年を通じて快適に暮らせるだけでなく、省エネ効果も期待できます。


さらに、断熱が不十分な住宅では「ヒートショック」が起きやすい環境になる可能性があります。たとえば、暖かいリビングから寒い浴室に移動すると、急激な温度変化で体に大きな負担がかかります。これが原因で脳卒中や心筋梗塞といった健康リスクが高まることもあるのです。

断熱性能を高めることは、快適な住環境をつくるだけでなく、こうした健康リスクを軽減するうえでも非常に重要です。


遮熱と断熱との違い


一方で、断熱と混同されやすい「遮熱」というものがあります。

遮熱とは光を反射させて温度の上昇を防ぐことで、例えば、ブラインドを使用することで日光を反射し、室内の温度上昇を抑える効果があります。

しかし、日光がブラインドに当たり続けて熱がたまり、その熱が室内に放射されると、逆に室内の温度が上昇してしまうこともあります。


これに対して、断熱は熱を伝わりにくくすることで、暑さや寒さの影響を軽減し、室内を一年中快適な状態に保ちます。遮熱が主に夏の暑さ対策に効果的であるのに対し、断熱は四季を通じてその効果を発揮するのが、遮熱と断熱の違いになります。


断熱性能が高いことのメリット

光熱費を抑えることができる


  • 冷暖房の効率が上がり、エネルギー消費を削減できる。
  • 光熱費を大幅に抑えられる。


断熱性の高い住宅は、冬場に熱を外部に放出しない為、少ない熱源(エネルギー)で家が暖まり、暖房代は安くなります。

そのため、断熱性を高めることで光熱費を抑えられるようになります。


外からの空気の侵入を防ぎ、かつ部屋の中の空気を外へ逃さないため、冬の寒い時期でも室内を暖かく保ってくれます。

省エネをめざした住まいを探している人には、断熱した住宅がおすすめです。


また、冬が暖かいだけでなく、夏も外気熱の影響を受けにくいため、涼しく快適に過ごせます。そのため、必要以上にエアコンで部屋の温度を下げる必要もなくなります。

エアコンの使用を最低限に抑えることができるため、夏の光熱費も削減が可能です。


建物内部の温度差が小さくなる


  • 室温が一定に保たれることで、ヒートショック(急激な温度変化による体調不良)のリスクが軽減。
  • 結露が発生しにくくなり、カビやダニの繁殖を防止。


断熱性の高い住宅は、すき間からの空気の流入や侵入を防ぐため、気密性が高まり、室内の温度差が小さくなります。

例えば、通常の住宅ではリビングから廊下やお風呂場に移動した際などの温度差により、ヒートショックになりやすいという問題があります。

断熱材を使った気密性の高い住宅の場合は、部屋ごとの温度差が少ないため、ヒートショックになりにくく、身体への負担や疾病のリスクも少なくなります。


また、建物内部の温度差が小さくなることで、結露が発生しにくく、カビやダニの発生を予防することができます。結露は目にみえる場所だけではなく、知らず知らずに自宅の天井や床下の木材などが腐敗してしまっていたりする場合もあり、自宅の耐久性や性能にも悪影響をもたらします。

そのため、温度差が小さい結露のリスクが少ない住宅は、家を長持ちするメリットにも繋がります。


環境への配慮ができる・電化製品(冷暖房器具)が長持ちする


  • エネルギー消費の削減により、CO2排出量を減少させる。
  • 冷暖房器が長持ちする


断熱性が高くない住宅は、温度を保つために冷暖房器具を使用する時間や頻度が多く、また、設定温度を必要以上に低く、もしくは高くする事により機器への負担がかかります。

その為、修理や買い替え等を早める事に繋がり、コストがかかります。

しかし、断熱材を利用し断熱効果を高めた住宅では、冷暖房器具への負担が軽減され、冷暖房費が安くなるのはもちろん、冷暖房機器そのものの寿命を延ばすことにもなります。

エアコンの場合、寿命は設計上の標準使用期間の10年が目安とされています。

設計上の使用期間とは、JIS(日本工業規格)に寄って定められた標準的な使用条件に基づく使用において、製造した年から安全上支障なく使える標準的な期間をいいます。

その為設計上の標準使用期間の使用条件と異なる使い方や、本来の使用目的以外で使うなどした場合は、寿命は短くなる可能性があります。


デメリット

初期コストの高さ


断熱性能を高めるためには、従来の住宅に比べて高性能な断熱材や窓、気密性を向上させるための施工技術が必要です。

これにより、以下のような費用増加が発生します。

断熱性能が高い家は補助金制度や減税対象にもなるため、浅川不動産にご相談ください。


  • 高性能断熱材の費用
    一般的な断熱材よりも性能が高いものは価格が高くなりがちです。例えば、セルロースファイバーやウレタンフォームなどは、断熱性能に優れている分、コストがかかります。


  • 窓の費用
    断熱性を高めるためには、複層ガラスやトリプルガラスが推奨されますが、これらは通常の単層ガラスよりも割高です。また、フレーム材にも樹脂製やアルミ樹脂複合材などを使用する場合、さらにコストが増します。


  • 施工費用
    断熱材を正確に設置するための高い技術力が求められるため、施工費用が通常よりも高くなることがあります。特に、建物全体を高気密・高断熱にする「外断熱工法」や「二重断熱工法」などを採用する場合、工期も長くなり、その分コストが上昇します。


設計の自由度が低下する場合がある


高い断熱性能を実現するために、設計に制約が生じることがあります。



  • 窓の配置制限
    断熱性能を高めるためには、窓のサイズや配置を慎重に検討する必要があります。特に、大きな窓や北側に多くの窓を設置する場合、断熱性能が低下しやすいため、設計上の妥協が必要になる場合があります。


  • 外観デザインへの影響
    気密性や断熱性を重視すると、外壁材の種類や建物の形状に制約が生じることがあります。特に、極端に複雑なデザインやガラス面が多いモダンな外観を希望する場合、断熱性能とデザイン性を両立させるのが難しい場合があります。


断熱性能が高い家とは

断熱性能が高い家とは


断熱性能が高い家とは、外部の気温や熱の影響を受けにくく、室内温度を一定に保つ性能を持つ家を指します。この性能を実現することで、冬は暖かく、夏は涼しい快適な居住環境を提供するだけでなく、冷暖房にかかるエネルギー消費を抑え、光熱費を削減することが可能です。これにより、環境にも家計にも優しい住まいを実現できます。

この性能を高めるためには、家の「断熱」「気密」2つの要素が重要です。

「断熱」は外気の熱を遮断し、室内の熱を逃がさない工夫を指します。

「気密」とは建物の隙間を減らし、空気の出入りを最小限に抑えることを意味しています。

この2つが組み合わさることで、効率的に快適な室内環境を保つことが可能になります。


高性能断熱材の使用


断熱性能を向上させるためには、適切な断熱材の選択と施工が重要です。下記に紹介する断熱材は、主に使用されることが多いものになります。


  • グラスウール
    繊維状のガラスで作られた断熱材で、コストパフォーマンスに優れており、施工しやすい点が特徴です。厚みや密度に応じて断熱性能を調整できますが、湿気に弱いため、防湿処理が必要なります。


  • 発泡ウレタン
    スプレー状で施工される断熱材で、細かい隙間にも充填しやすく、気密性を高める効果もあります。固まると高い断熱性能を発揮しますが、施工時には専門知識が必要です。


  • 真空断熱材
    真空状態で熱を遮断する先進的な断熱材です。非常に高い断熱性能を持つため、薄い壁でも断熱性を確保でき、住宅内の空間効率を向上させます。ただし、価格が高く、取り扱いに注意が必要です。


これらの断熱材を適切に組み合わせて使用することで、断熱性能を最大限に引き出すことが可能です。


高断熱窓の採用


窓は建物の中でも特に熱の出入りが大きい部分であり、断熱性能を高めるためには高断熱窓の採用が不可欠になります。

これらの高性能窓を採用することで、建物全体の断熱性能が飛躍的に向上し、快適性と省エネ性を両立させることが可能です。


  • 複層ガラス(ペアガラス)
    2枚以上のガラスの間に空気層やアルゴンガスを封入し、熱伝導を抑えます。これにより、外部の寒さや暑さが室内に伝わりにくくなります。


  • Low-Eガラス
    特殊な金属膜をコーティングしたガラスで、熱を反射して室内の温度を保ちます。夏場は外部からの熱を遮断し、冬場は室内の熱を逃がしにくくする効果があります。


  • 樹脂フレームやアルミ樹脂複合フレーム
    窓枠に樹脂や複合素材を使用することで、従来のアルミフレームよりも断熱性能が向上します。これにより、窓全体の断熱性が高まります。



設計の工夫


断熱性能を向上させるためには、建物全体の設計も重要な役割を果たしており、設計の工夫をすることで、断熱材や高断熱窓の効果をさらに引き出すことが可能です。

以下のような設計の工夫により、住宅全体の断熱性能を高めると同時に、居住性を向上させることが可能になります。


  • 日射を効率的に取り入れる窓配置
    冬は南向きの大きな窓で太陽光を取り入れ、夏は遮光装置で直射日光を遮断する設計が一般的です。


  • 断熱層を持つ外壁構造
    外壁の内部に断熱材を配置し、二重断熱構造を採用することで、外部の熱の影響を最小限に抑えます。


  • 屋根や床下の断熱強化
    屋根や床下からの熱損失を防ぐため、これらの部分にも断熱材を使用し、建物全体を断熱する設計が求められます。


まとめ

浅川不動産では、八王子市で快適に暮らせる住まいを提案しております。

断熱性能の高い物件等も紹介しており、お気軽にご相談ください。


断熱性能が高い家は、快適性、省エネルギー性、環境への配慮など、多くのメリットがあります。


高性能断熱材や高断熱窓の採用、気密性の確保、設計の工夫を組み合わせることで、外部環境の影響を抑え、室内温度を効率的に保つことが可能です。

その結果、光熱費の削減や快適な住環境の実現に加え、環境負荷の軽減などのメリットもあります。


一方で、初期投資やメンテナンスコスト、設計上の制約といったデメリットもありますが、これらを適切に計画し対策を講じることで、長期的に大きなメリットを享受できます。

断熱性能を高める住まいづくりは、快適性と省エネ性を両立するための重要な選択と言えるでしょう。


このブログでは、八王子市にある浅川不動産が八王子市にまつわることを紹介し、少しでも八王子市に住んだときのイメージが湧きやすいように、地域の魅力を発信しております。

また、こちらのYouTubeでも「夏は涼しくて、冬は暖かい戸建ての家の条件について」紹介しています



浅川不動産は、八王子市の土地に愛着を持ち、自信を持って紹介できない物件は取引しないをモットーに、物件のことも包み隠さず、お伝えしているのが強みです。


八王子市で自宅を購入を検討されるお客様に寄り添うことができるように仲介手数料を無料で行っております。お気軽にご相談ください!


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八王子の不動産売却相談所 ~浅川不動産株式会社~

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