不動産屋が語るリフォームの裏側 前編

query_builder 2023/07/25
マンション空き家不動産売却
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「家を買う」と一言に言っても、「新築」なのか、「中古」なのか…は お金の問題、立地場所の問題などなど、決め手はさまざまだと思います。

新築がよくとも、希望の場所に建てられないこともありますし・・・ 全ての条件を満たした新築物件が見つかればもうそれは最高です!!!

今回は、実際に浅川不動産が購入した物件の「リフォーム」についてお話しいたします。

少しストーリー仕立てになっておりますのでそれも併せてお楽しみ頂けますと幸いです。

また、リフォーム物件を購入する際のご参考になりましたら幸いです。

現在のリフォーム需要について

コロナ禍でもニーズが高まったリフォーム

まず簡単に、現在の日本の新築住宅と既存住宅の需要について見てみます。

と言うのも、最近ようやく落ち着いてきた「コロナウイルス感染症」であったり、「SDGs」であったり、消費者泣かせの「物価高騰」などの原因により、不動産の物件市場も影響を受けています。


まず、コロナウイルス感染症による「ステイホーム」の影響です。(今ではすっかり懐かしいワードですね。)

これにより、消費者の居住空間への関心が高まりました。

在宅ワークや、自宅待機により、改めて「家を見直す」「住み心地を求める」という点から、リフォームの需要はコロナ禍でも変わらず、むしろニーズが高まったそうです。

余談ですが、このとき同時に需要が高まったのは、在宅で仕事をする方々が家での仕事環境を少しでも良くするために、「パソコンデスク」や「デスク用チェアー」が、至るところで在庫切れになるほど売れました。

SDGsとリフォーム

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どこからも入ってくるワードとなりつつある「SDGs」 この取り組みにより、リフォーム市場の需要が増えました。


え?何が関係あるの?ところでSDGsって???


以下、SDGsのホームページより一部抜粋しました。

「SDGs(エスディージーズ)」とは、2015年に国連が全会一致で採択した「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。

「貧困をなくす」「気候変動に具体的な対策を」「産業と技術革新の基盤をつくる」といった17項目と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。

従来は旅行や娯楽産業に向かっていたお金が、住宅産業に流れるようになった。「プチDIY」がブームになったものの、防音、断熱、ウイルス対策などリフォームにしか解決できないこともある。その延長線上で、プロの手によるリフォームを求める声は拡大している。


後半の文章…住宅産業、DIY、防音、断熱 建築関係です。 「SDGsの取り組みにより、リフォーム市場は今後も衰退は考えにくい。」と言われています。

物価高騰による消費者の考え方

そして、こちらもリフォーム需要が高まる要因です。

どんどん高騰している物価市場。(賃上げはいつ???笑)


物価の高騰、「新築物件」も絡んできます。

建築資材の関係ですね。 特に、ウクライナの戦争や海外の貿易の影響も大きく、一時、日本に資材が入ってこない、材料不足もなんてこともありました。

こうなると、新築物件の価格は益々高騰するし、家の納期も間に合うのか…なんて話しになります。  そんな背景で、新築物件よりも中古…既存住宅の需要が高まるわけです。

舞台は、築約40年 3LDK 2階建て

まずは下見・・・

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リフォームの需要が増えていることは少しおわかりいただけたかと思います。


ではここから本題です。

お話しの舞台になるのは、築約40年、人気の間取り3LDKでしかも2階建てのお家です。

築40年というと、年数が経っているかのように思いますが、いまは「リフォーム技術」が優れているので、一歩家の中へ足を入れると、見違えた空間・・・中古とは思えないほどです。

よくTVで「新築そっくり」とか「リフォームとは思えない」などというCMをお見かけしたことがあると思いますが、まさにアレです。


物件のお庭から、玄関、廊下、キッチン・・・しっかりチェックします。 お庭に関しては、しっかり庭師の方に整えてもらいます。

ここのお家は窓の奥にお庭があります♪(お庭があるお家って、良いですよね♪)

発見!!壁紙のめくれ!!

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古い鉄筋の物件にありがちですが、北側の部屋は結露が出て、壁に傷みが出ることが多々。

この部屋も壁紙がめくれています。 はい。 この一見、たいしたことなさそうな 壁紙…が舞台の主役です。

業者さんも絶句?の壁紙

老朽化した壁紙の下地 その壱

リフォームする際、物件の壁紙は全室交換し、フローリングも上張りします。 なので、多少剥がれた壁紙はさほど気になるような事ではありません。

が、 しかし、リフォームを一任している業者さんから連絡がありました。


【浅川不動産の浅川社長と業者さんのやりとり】


業者さん:「社長、北側の部屋ちょっとヤバいっす。」


社長:「ヤバいって??鉄筋コンクリートだから、シロアリとかないでしょ??」


業者さん:「とにかく写真送ります。」

老朽化した壁紙の下地 その弐

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壁紙をはがしてみたら、 中の断熱材が朽ちています・・。

(おーまいがー・・・)


これにはさすがの業者さんも

「ちょっと引きません??」と一言。


社長:「・・・・・。」(返す言葉無し。)


老朽化した壁紙の下地 その参

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断熱材を固定するための枠も腐ってたようでした・・。

固定の「こ」すら見当たりません。


業者さん:「どうします?」


社長:「どうしますって・・。腐った材、全部取っ払って、しっかりした断熱材、仕込んでください。」


業者さん:「予算上がりますけど・・・。」


社長:「仕方ない事でしょう。(しゃーない。泣)後でめくれてこないように、キッチリお願いします。」


業者さん:「承知しました!!」


当初は、古い壁紙をはがして、その上に新しい壁紙を張り付ける予定でしたが、腐った下地の上に壁紙を張るわけにはいきません。

すぐにめくれてしまうし、何より気持ち悪い!!健康にも悪そうですし。

(壁紙による健康被害も実際調べるとあります。) 下地代は全く当初の予算に入っていませんでしたが、そこをケチるのは浅川不動産のポリシーに反します!!


「どうせ壁紙貼っちゃえばわかんねーべ。」

と、腐った下地の上に壁紙を張ってしまう業者もいるとかいないとか・・・。

悪徳業者や手抜きの業者が消えないのは悲しい事実です。


そして先程、リフォーム屋さんからラインが参りました。

が、長くなってしまったので、この続き、お楽しみは後半へ引き継がせて下さい。

次回は、ビフォーアフターの変化と中古物件の見極め方についてお話しします。

終わりに

今回のまとめ

実際、足を運んで、業者が手を加える前に物件を見られるのが不動産の特権だと思います。

ビフォーアフターがこの目でわかります。

テーマに取り上げたのは「壁紙の下地」ですが、床下だったり、水回りが酷かったり…物件に寄って様々です。

浅川不動産は、こんなところも包み隠さずお話しして、納得・安心した上でお客様にご提案いたします。

リフォームに関して、何かありましたら是非ともまずは浅川不動産へご連絡ください(^^)


次回をお楽しみに。

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八王子の不動産売却相談所 ~浅川不動産株式会社~

住所:東京都八王子市小門町8-37

電話番号:0120-915-174

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