引っ越ししない日にはワケがある?日本の伝統と引っ越しの関係

query_builder 2023/12/13
マンション空き家土地相続不動産売却
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前回、前々回に引き続き、「引っ越し」をテーマに、お送りしております。

今回は、第三弾としまして、「引っ越しにおすすめしない日」について、綴ります。

前回までは「引っ越しにおすすめしたい日」についてですのでこちらも合わせてご覧いただき、これから引っ越しを検討される方のご参考になりましたら幸いです。

前回、前々回までのまとめ

引っ越し業者さんに学ぶ、おすすめ時期

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前々回のお話です。

引っ越し業者さんによると、引っ越しのおすすめ時期は「6月、9月~10月にかけて」でした。

繁忙期が過ぎ、引っ越し業者さんとしても落ち着く時期で、予約も取りやすいから。。 。

ということでした。 ※詳しくは、前々回のブログへ

開運日で見る引越しのベストタイミング

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こちらは前回までのお話。

「風水や開運日」を参考にした引っ越しのおすすめ時期です。

カレンダーに表記されている「六曜」(大安、仏滅などのこと)を取り入れた引っ越し日、また「開運」とされている「一粒万倍日」や「天赦日」を取り入れた引っ越し日で、縁起とゲン担ぎを。。。

という内容でした。 ※詳しくは、前回のブログへ

知って損なし?!引っ越しにおすすめしない日

日本の文化・風水で考える

さてここからが今回の本題です。

引っ越しに良いとされている日は、前回までのお話でなんとなくおわかりいただけたかと思います。


が、「引っ越しに適さない日」があることはどのくらいの方がご存知でしょうか??

「開運日」については、よく耳にしますが、反対に「引っ越ししない方がいい日」というのは、あまりお聞きしません。

強いて、知っていたとしても六曜で言うところの「仏滅」くらいかと思います。

では詳しく見ていきます。

日本の文化、風習で考える「正五九祭」

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まず、日本の文化、風習で考える引越しにおすすめしない日についてです。


全国的には「1月、5月、9月の引越しは縁起が悪い」と言われています。

理由も色々あるようですが、もとになっているのは「正五九(しょうごく)参り」のようです。


正は1月(正月)、五は5月(田植え)、九は9月(稲刈り)で、現代では結婚や引越しを避け、厄払いのため、神社に参詣したりする事もあり、忌む月として知られています。

※ただし、正五九というのは旧暦なので太陽暦に直すと実際は2月・6月・10月になります。


では今回は旧暦で1つ1つみていきます。


1月…お正月は「新年」、年が変わりますし、「初詣」「初参り」など、神様にご挨拶やお祈りをする時期でもあり、「年神様」をお迎えする時期です。

ですので、神様をお迎えする時期に「土地を離れる」と、年神様が「せっかく来たのにいないの?」と拗ねてしまわれる、もしくは起こってしまうのでしょう…(個人的解釈です。)

また、「お正月休み」というように、「仕事をしてはいけない期間」と昔はされていたため、そんなお休みの時期にするもんじゃない!と言われていたようです。


続いて5月 5月は「田植え」の時期です。(このご時世、温暖化ですのでもっと早いかもしれませんが;;)

「田植え」…「地に足をつける」というイメージが1つあります。 それに加えて昔は、田植えは手作業でしたし、ご近所や親戚が集って行う大きな行事の1つでした。

そんな時期に、引越しとなると「罰当たり」というイメージがあったため、印象が良くなかったそうです。


9月も同様、「稲刈り」の時期であり、「収穫祭」の時期です。

収穫は「天からの恵み」「神様に感謝する」といわれていましたから、やはりその時期に引越し…土地を離れるということはあまりいいイメージがなかったようです。


旧暦で見ていきましたが、いわゆる「繁忙期」に引越をするもんじゃない!というイメージがあるからこそ、そのように定着したようです。。。

ですが、現代ではそんな風潮も寂れつつあるので気にしない方のほうが多いと思いますので、そこまで気にすることではないかもしれませんね。

避けるとすれば、お正月くらいでしょうか???

引越しNGの土用

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突然ですがクイズです。

【毎年、スーパーや飲食店にやたらと「うなぎ」をPRして、「うなぎをたべる日」とも言われるその日…なんというでしょう???】


…簡単ですかね??

そう【土用】です。


うなぎを食べる日は、「土用の丑の日」(どようのうしのひ)と言われているのがポピュラーです。

近年では、うなぎの価格が高騰し、おまけに温暖化、中国戦R…(ここでは控えておきます。)

天然うなぎが育たないと聞きます。

ですが今年、「近畿大学がうなぎの完全養殖に成功した」と発表がありました!

まだまだ食卓に並ぶには課題が山積みらしいですが。。。。


と、話が反れましたがこの「土用の日」も引越は縁起が悪いとされています。

土用について

土用とは

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まず土用についてまとめます。

土用(どよう)とは、五行に由来する暦の雑節です。1年のうち不連続な4つの期間で、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間ずつです。

俗には、夏の土用(立秋直前)を指すことが多く、夏の土用の丑の日には鰻を食べる習慣があります。

各土用の最初の日を土用の入り(どようのいり)と呼ぶ。最後の日は節分です。


すこし難しい話になりますが、五行説、五行思想が由来です。

※五行説・五行思想(陰陽五行とも言う) 中国古代の学説で「万物は木・火・土・金・水の5つの元素から成り立つ」とする考え方です。

5つの元素「木・火・土・金・水」は人間の生活に不可欠なもので、その元素は一定の法則で互いに影響を与えあいながら、変化し、また循環しているという思想です。

「土」に関する事は控えよ!

土用は、読んで字の如く「土」に関して気をつけたいことがあります。


土用期間中は「陰陽道の土を司る神様である、土公神(どくしん・どこうしん)が支配する期間」と考えられていました。

神様が土の中から出てきて、地上にいらっしゃる、土が最も働く期間と言われているため、土用期間中は土を動かしてはいけないとされています。


具体的には、土いじり、草むしり、畑やガーデニング、造園、地鎮祭、井戸掘りなどを含む穴掘りなどの行為は避けた方が良いとされてきました。

現代でも新築する時の基礎工事や壁塗り、増改築などは土用期間を外して計画する場合が多いようです。

新たなことは避けて、いつもどおりに

転職、就職、結婚、結納、開業、開店、新居購入など、大きな契約や新しく始めることも避けた方が良いと言われています。

土用はそれぞれの季節の変わり目、そんな時は体調を崩しやすく気持ちも不安定になりがちなので、新しいことは始めず、静かに過ごした方が良いとされています。

移動は控えよ

引越しや新居の購入は避けた方が良いでしょう。

昔から土用期間中の移動は、どの方角も良くないとされてきました。

旅行や知らない土地への移動は避けた方が良いとされています。


特に「土用殺」方位への旅行は、誰もが共通で凶方位となるので、できるだけ避けましょう。

土用殺とは、土用の期間に「凶」とされる方位のことです。

そもそも土用期間はすべての方位が良くないとされていますが、その中でも更に注意が必要な方角です。

「土の場所を移す」というイメージもあるので、やはり不向きな時期なのでしょうね。


ただし、土用の日でも、移動がOKな日があります!!!

土用の期間は間日(まび)を利用しよう

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土用期間中…救いの手とも言える日、土を動かしても大丈夫な日があります!!


それが「土用の間日(まび)」と呼ばれる日だそうです。

この日は土公神が天上に行く日で土を離れるので、土を動かしても問題がないと言われています。 (つまり、神様はお出かけ中♪)


ちなみにそれぞれの「土用の間日」はこちら。


春土用:巳の日・午の日・酉の日

夏土用:卯の日・辰の日・申の日

秋土用:未の日・酉の日・亥の日

冬土用:寅の日・卯の日・巳の日


※土用、間日は毎年違うので、ネットで調べるとその年はいつなのかがわかります。

土用に関しては、情報が多いので、気になった方は是非調べてみてください。

おわりに

引越しを控えたほうが良い日

改めて、引越しを控えたほうが良い日についてまとめます。

日本の風習から来ている「正五九祭」に当たる1月、5月、9月(旧暦) そして、陰陽五行から来ている「土用の期間」 立夏・立秋・立冬・立春の直前約18日間、4回 です。


もちろん、実際はーとか、信ぴょう性はどうなのかーと言われますと、「気の持ちよう」なところが正直あります。(開運日もそうですが;;)

ただ、ゲン担ぎとして、願掛けとして、せっかくならー…とそれは大いにありだと思います。

お正月にお参りするのもそもそも必要か?という話にもなりますしね(^^;)

まとめ

引越しにおすすめな日から、控えたほうが良い日までを3回に分けて綴ってみました。

意外と知らなかった(・・;)!という内容もあったかと思います!


引越し以外にもご参考になさっていただければと思います。

せっかくの引越し、スケジュールを立てるのであれば、是非活用されてはいかがでしょう?

今回までの内容をご参考にしていただき、有意義な新生活へと繋げていただけますと嬉しく思います。


そして、八王子へのお引越し、、、大歓迎です!

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