不動産の「買取」とは、あなたが売却したいと考えている不動産を不動産会社が直接買い取る方法の事です。不動産を売却する際に一般的には「仲介」が利用されていますが、仲介は不動産会社を通して買主を探し、買主が見つかれば不動産会社が仲介として入って売買契約を取りまとめてくれます。しかし買取はあくまで買主は不動産会社となるので、売主は不動産会社と売却の話を進め、条件がまとまれば売買契約を結ぶ流れになります。

不動産会社と売買の契約を進める買取ですが、売主にとってはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここからは買取の4つのメリットを解説します。

買取の1番のメリットは、短期間で物件を売ることができる点です。

仲介の場合、不動産会社を通して買主を探してもらうため、買主が見つかるまで待たなければいけません。売却完了までには４～6か月の期間がかかることが一般的です。しかし買取であれば、不動産会社と売買の契約を進める流れとなるため、お互いの合意がまとまれば売買契約から引き渡しまで短期間で済ませることができます。できる限り早く不動産を売却したいという方であれば買取を活用すると良いでしょう。

買取は、不動産会社に不動産を売却するため、仲介手数料が不要となっています。

不動産会社が買い取った物件を自社でリフォームし、それを販売することで利益を得る流れになるためです。仲介の場合は不動産会社が買主を探し、買主が見つかれば不動産会社が仲介として入って売買契約を取りまとめる流れとなるため、不動産会社へ売却の成功報酬として仲介手数料を渡さなければいけません。しかし買取は不動産会社に仲介を依頼している訳ではないので、仲介手数料は不要になります。

買取では、不動産売却における契約不適合責任が免除されます。

契約不適合責任とは、不動産を売却するにあたって契約上合意していない欠陥が見つかった場合には売主が責任を負うというものです。例えば、雨漏りなどの欠陥やトラブルを契約書に書いておらず、不動産を売却して後ほど発覚した場合には、買主は売主に賠償請求が可能となります。しかし買取の場合、契約不適合責任を免除したうえで不動産会社が買い取る契約になるため、売却後のトラブルなどに悩まされることはありません。

買取で不動産会社に売却を行った場合、周囲に知られることなく売却が実施できます。

仲介にて売却を行おうとした場合は、買主を探さないといけないためチラシを撒いたり、広告を実施して販促活動を行わなければいけません。そのため不動産の売却を行っていることが近隣の人や周囲の人に知られてしまう可能性が高くなっています。
買取は不動産会社に売却することが決まっているため、特に販促活動が必要ありません。近隣の人や周囲の人にあまり知られたくないという方でも、安心して売却ができるでしょう。

売主にとって様々なメリットがある不動産買取ですが、注意点も存在します。注意点をしっかり確認したうえで不動産買取を活用しましょう。

不動産買取は不動産会社が購入してくれるため短期間で物件の売却が可能ですが、その分販売価格が市場価格より安くなりやすくなってしまいます。
不動産会社は買取で物件を購入した際、リフォームやリノベーションを行って商品として販売をしていきます。そのため買取の際にリフォームやリノベーションの費用を差し引いて購入を行います。 売り主からすると自分でリフォーム・リノベーションを実施しなくても良いので楽に物件を売ることができますが、市場価格の6～8割程度になるということは把握しておきましょう。

いかがでしたでしょうか？不動産売却は仲介による方法が一般的ですが、状況によっては仲介ではなく買取が適しているケースもあります。あなたの現状や物件に合わせて選択できるようにしておくことが大切です。

「八王子市にある物件を売却したいけど自分じゃわからない…」といった際は、世界一八王子に詳しい不動産屋の浅川不動産にご相談ください。八王子市での不動産売却・買取を徹底サポート致します。

不動産買取の流れ

1.お客様からの査定依頼
2.弊社の物件査定
3.買取もしくは仲介のどちらで販売を行うか打合せ
4.買取価格を提示
5.ご入金と物件のお引渡し

もちろん弊社は買取・仲介のどちらも行っております。お客様に合わせて買取・仲介のどちらが適しているかというご提案から実施させていただきます。不動産の売却に関してお困りでしたらお気軽に浅川不動産へご相談ください。