実際に不動産売却を行う際、時期・季節は非常に重要になります。

時期によって、購入者が多かったり、少なかったり、と変動がありますので、時期を見計らって売却を行う必要があります。

不動産を購入したいという人たちが多くなってくる時期は、2月から3月が代表的です。また、9月から11月も多くなる傾向にあります。

まず、2月～3月は、仕事の転勤や子供学校への入学に合わせて、家族層が引っ越しを考えて、不動産購入を行う時期になります。

転勤になったことで家族みんなで過ごせる家を探したり、子供が小学校に上がるタイミングで戸建てを購入したいと考えたりなどによって、2月～3月ごろに不動産購入を行うことが多くなるのです。

また、2月から3月に比べるとだいぶ数が減りますが、9月から11月にかけての秋も比較的多くなります。

これは主に、仕事関係で転勤になったことにより会社の近くに住める家を購入するなどの理由が多いです。

不動産売却の取引件数が少なくなる閑散期は7月～8月ごろです。非常に売れにくい時期で、不動産会社も暇を持て余していることが多いです

原因は、暑すぎる夏のせいだと考えられています。暑すぎることで不動産見学もしたくなくなり、真剣に不動産を選ぼうという気にならないのでしょう。

この時期に不動産売却を行うことはおすすめしません。

前述したように、不動産取引の繁忙期は2月から3月が代表的で、また、9月から11月も多くなる傾向にあります。

実際に繁忙期に売却したほうが、他の時期よりも高く・早く売れたという事例は多くあります。

ただし、繁忙期に不動産売却を行う際には注意点も存在します。

それは競合が多いということです。

不動産取引が多い繁忙期には、もちろん他の不動産も多数出てくる時期でもあります。あなたの不動産だけが売却に出されているわけではありません。

不動産の購入を考えている人は、条件のいい不動産から見学していきます。そのため、条件が良い不動産から売却が行われていき、その分購入希望者の数も減っていきます。

通常だと「良い不動産」となっていたはずの不動産が、強力な競合によって「人気のない不動産」として扱われる可能性もあるということです。

では、競合の出現によって不動産売却を失敗しないためにはどうすれば良いのでしょうか？

不動産売却を繁忙期にしっかり成功させるためには、「早めの準備」が必要となります。

繁忙期の2月から3月に不動産売却を完了させたいのであれば、11月～12月には不動産会社の選定・相談を行って、不動産売却を進めるための手立てを十分に行っていきましょう。

そして、年明け早々の1月から売却をスタート、2月〜3月での完了を目指すことをおすすめします。

繁忙期以外でも不動産売却は行っても問題ありません。

競合になる不動産も少ない可能性が高いので、自分の不動産が埋もれることはないでしょう。

しかし、純粋に不動産を購入したいお客様の数が少ないので、中々売却に進まない可能性が考えられます。

そのため、売却が長期間になってしまったり、最終的に大幅に価格を下げないと売却できなかったりなど、デメリットが生じてしまう可能性があります。

スムーズに買主に売却できればいいですが、繁忙期に比べるとチャンスは少ないでしょう。

「そうは言っても、いち早く不動産を売らなければ…」と悩まれている人は、不動産会社の「買取」も検討してみましょう。

買取とは、売却したいと考えている不動産を不動産会社が直接買い取る方法です。売り先はあくまで不動産会社なので、短期間での売却を行うことができます。

詳しくは以下の記事に記載しておりますので、併せて確認なさってみてください。


不動産買取とは？八王子市の不動産買取なら浅川不動産にお任せ！

今回の記事では、不動産売却を行う際の売り時の時期について解説しました。

不動産売却は、売却の時期が非常に重要な要素になります。売却時期を見定めて、その売却時期に合わせた事前準備をしっかりと行う必要があります。

ポイントを押さえて、不動産売却をスムーズに進めていけるようにしましょう。

「とはいっても不動産売却をどのように進めていけば良いのか分からない…」といった際は、世界一八王子に詳しい不動産屋の浅川不動産にご相談ください。売却時期の見定めからしっかりあなたの不動産売却をサポート致します。