不動産屋が語るリフォームの裏側 後編

query_builder 2023/07/27
マンション空き家土地不動産売却
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今回は前回の続き、後編です。

実際、不動産屋と業者が直面する「リフォームの裏側」のお話しです。

現在、リフォーム市場は増えており、衰退する事はないと言われているほど需要が高まっています。 それだけ、「リフォーム技術が高い。」とも言えると思います。

だからこそ、「物件の見極め」であったり、「リフォーム箇所のチェック」は、売り手も買い手も欠かせません。 その辺りのアドバイスも含めてお話しします。

ご参考になりましたら幸いです。

前回のお話し

業者も絶句。壁紙の下地崩壊

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物語は(?)「先日、物件を買いました。」から始まりました。

内見し、リフォーム箇所をチェックし、業者に任す…とスムーズにいつものことのように終わるはずでした。

が、 思いもよらぬ、問題点がありました。 【壁紙の下地が崩壊】です。

朽ちた壁紙の下地

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業者さんから送られた画像は、壁紙の「か」の字すらない状態でした。

これには社長も絶句。。。 まさに言葉がないとはこのことです。笑

どうする不動産

(今話題の大河ドラマのタイトルを引用。笑)


当初は、古い壁紙をはがして、その上に新しい壁紙を張り付ける予定でした。

何も問題がなければ、スムーズにこれで終わりです。

が 腐った下地の上に壁紙を張るわけにはいきません!!!!!


すぐにめくれてしまうし、何より気持ち悪い!!

健康にも悪そうですし。 (壁紙による健康被害も実際調べるとあります。)

下地代は全く当初の予算に入っていませんでしたが、そこをケチるのは 「浅川不動産のポリシーに反します!!」



「どうせ壁紙貼っちゃえばわかんねーべ。」


と、腐った下地の上に壁紙を張ってしまう業者もいるとかいないとか・・・。

悪徳業者や手抜きの業者が消えないのは悲しい事実です。


と、ここまでが前回のお話しです。


その後、リフォーム屋さんからラインが参りました。

見違えた壁紙

これぞプロ!!

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「「「なんということでしょう。」」」


あの面影はどこへ??

しっかり枠を組んで、断熱材を入れてくれました。 この上にボードを、その上に壁紙を張ってもらいます。


正直、中古物件に関しては、何があってもおかしくありません。 当時の建築に使われていた材料も古ければ、使われていないものもあります。

耐震強度、耐熱、なども今の新築物件と同じとはなりません。 築年数が経てば経つほどですね。 なので、中古物件を扱う際、これくらいは想定しての取引をしないといけませんね。

とりあえず、この壁紙はこれで一見楽着です♪


しかしあの壁紙の下地…いつから崩壊して、どのくらいあのままだったのだろう。。。

予算削減のためにDIY?

DIYとは??

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お客様の中には、本当にギリッギリの予算で中古物件をお求めになる方がいます。


『古くてもいいんです。自分で少しづつDIYしながら住むんで。』

と。。。


ではここでDIYについて少し触れておきます。

いまでは、すっかり定着した「DIY」 DIYって、そもそもの意味をご存じでしょうか?

ということで以下、Wikipediaから引用しました。 ↓↓↓↓↓


DIY(ディー・アイ・ワイ)とは、素人(専門業者でない人)が、何かを自分で作ったり修繕したりすること。

英語のDo It Yourself(ドゥ イット ユアセルフ)の略語で、「自分でやれ」の意。

今では、DIYブームもあってか、ホームセンターに行くと、それはそれは面白い部品や素材、デコレーションするためのグッズが並んでいて、簡単に手に入るので、大人も子ども心をくすぐられます。(?)

ペンキを塗る作業なんて、親子で夢中になりますね♪

・・・話を戻します。


リフォームに関して、よっぽど腕に自信があって、時間に余裕があるならそれもアリでしょう。 あとはそれなりの知識が伴えば更に。。。

しかし、一般の方は相当に苦労なさると思います。社長の浅川個人は、壁の下地まで自分でする自信はありません。 時間とリスクは覚悟の上で…です。


では次に中古物件をお求めになる際のコツをお伝えします。

不動産屋が語る。中古物件見極めのコツ

1)築年数が新しい物件をお求めになる。

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当然ですが、古ければ古いほど、リスクは高まります。

前回と今回でお話ししている「壁紙」が正にそこに当たります。 年数が経てば、至るところが老朽化します。

シロアリに食べられていた!!となったら費用は増しますしね。

なので、やはり新しい物件ほど早い者勝ちになります。 (気になった物件は、すぐご一報を!!)

2)信頼できる業者が手直しした物件にする。

リフォームの途中経過もわかる物件だと安心です!(まさに浅川不動産(株)の物件!!)

逆に、リフォームについて、曖昧にされたら「怪しいかも…」と警戒なさった方がよいでしょう。

3)インスペクション実施、瑕疵保険付きの物件にする。

まず、インスペクション(不動産のインスペクション)とは、既存住宅の建物状況調査のことです。

建築士など建物の専門家が、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分について調査を行います。

つまり、しっかり調査されている物件です。

調査されているかそうでないか…かなり大きいと思います。


続いて、瑕疵保険(かしほけん)です。 「既存住宅売買瑕疵保険」というものがあります。 既存住宅売買瑕疵(かし)保険は、中古住宅の検査と保証がセットになった保険制度です。


特徴としては

1.『安心が確保された既存住宅売買が可能』

既存住宅売買瑕疵(かし)保険に加入するためには、住宅の基本的な性能について、専門の建築士による検査に合格することが必要です。

これにより、中古住宅を購入しようとお考えの方にとって、安心が確認された住宅の取得が可能となります。


2.万一の時にもあんしんです。

後日、売買された中古住宅に欠陥が見つかった場合でも、補修費用等の保険金が事業者(事業者が倒産等の場合は買主)に支払われます。

この2つが揃っていると安心です!!


概ねこんなところでしょうか?? もし、中古物件をお求めになる際は、このブログを思い出していただければ幸いです。

終わりに

まとめ

前編・後編に分けて、不動産屋が直面するリフォーム・中古物件のポイントについてお話ししました。


実際、見てみると恐ろしい事になっていた壁紙も、業者さんの力で無事綺麗になりました。

改めて、中古物件は実際見てみないと酷かったりすることがあります。 とはいえ、新築物件にも、中古物件にもメリット・デメリットがあります。

近年の出来事によって、リフォーム市場の需要は右肩上がりにあります。 更に需要が高まれば、それに伴い、リフォーム技術は更に発達するでしょう。

そうなると、新築も中古も大差がなくなってくるかもしれません。


今回も最後までお目通しいただき、誠にありがとうございました。

今後とも浅川と浅川不動産(株)、弊社スタッフ一同をよろしくお願いいたします。 物件のご相談は浅川不動産へ(^^)

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八王子の不動産売却相談所 ~浅川不動産株式会社~

住所:東京都八王子市小門町8-37

電話番号:0120-915-174

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